【スケート部だより】エムウェーブ競技会、世界選手権、W杯最終戦報告【辻麻希】
日頃より開西病院スケート部に温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。当部所属 辻 麻希より報告書が届きましたので以下に掲載いたします。
エムウェーブ競技会、世界選手権、W杯最終戦報告
長野県長野市で行われたエムウェーブ競技会、ノルウェーのハーマーで行われた世界選手権のスプリント部門、オランダのヘレンベーンで行われたW杯最終戦に出場いたしましたので報告させていただきます。
【エムウェーブ競技会 2月11日(金)〜13日(日)】
500m 38秒67 3位
1000m 1分19秒36 8位
【世界選手権(スプリント部門) 3月3日(水)〜4日(木)】
500m一回目 39秒04 11位
1000m一回目 1分20秒44 15位
500m二回目 39秒25 12位
1000m二回目 1分20秒08 13位
総合 158.550 13位
【W杯最終戦 3月12日(土)〜13日(日)】
500m一本目 39秒20 11位
500m二本目 38秒83 12位
昨年末の北京五輪代表選考会落選から久しぶりの大会。年を越してからなかなかモチベーションが上がらずにいましたが、世界選手権の代表に決定してからはオリンピックに出られなかった悔しさを世界選手権とW杯最終戦のレースでぶつけられるよう頑張ろうと気持ちを切り替え、トレーニングを積んできました。代表選考会から期間が空いてしまうということもあり、オリンピック期間に長野県長野市で行われたエムウェーブ競技会に参加しました。調整をしていたわけでもなく、身体がレース仕様になっていなかったこともあり、思うようにタイムを伸ばすことが出来ませんでしたが、久しぶりに表彰台に上がることが出来嬉しかったです。エムウェーブ競技会は中学生から社会人、またはマスターズの方まで参加出来る大会なので、年齢層も幅広く、ものすごい人数が参加していて、色々な世代の方々からスケートの楽しさや魅力を感じられて、私もたくさんの方にスケートの楽しさや魅力を伝えられるような滑りをしたいなと改めて思わせてもらえる大会になりました。
北京オリンピックが終わった直後にはオリンピック組に合流し、世界選手権出場のためノルウェーのハーマーに移動しました。初回の練習時にいきなり左脚からお尻にかけて痛めてしまい、思うように力が入れられなかったり、左回りなのに重心が左にかけきれなかったりと、なかなか思うように滑れずにいましたが、トレーナーさんに毎日鍼を打ってもらったりとケアしてもらい、何とか500mと1000mを2本ずつのレースは滑り切ることが出来ました。でもこの大会でオリンピック落選の悔しさを晴らそうと思っていたのに、思うようにタイムや順位を上げることが出来ず、悔しい結果となってしまいましたが、久しぶりにスプリント総合で争うことが出来て、達成感もありました。
世界選手権終了後はオランダへ移動し、W杯最終戦に出場しました。ここでも左脚からお尻にかけての痛みが引かず、むしろ世界選手権で4本滑ったことで逆に悪化してしまい、歩くのですら痛い日もあり、本当に苦しい調整にはなってしまいました。しかし、ここでもトレーナーさんの手を借りながら、しっかりケアをし、レースの日にはあまり痛みは感じずにレースすることが出来ました。タイムこそ調子の良かったシーズンには程遠い結果になってしまいましたが、このコロナ渦になってから初めて満員のお客さんの前でのレースだったので、本当に気持ちよかったです。ゴールした瞬間には満員のお客さんがたくさん拍手を送ってくれて、たくさん手を振ってくれて、日本の国旗を振ってくれているお客さんもたくさんいて、本当に嬉しく、最高の瞬間でした。
これにて2021/2022シーズンは終了です。
北京オリンピックシーズン、小さい頃からの夢であり目標であった、オリンピックでのメダル獲得を目標に、一シーズン頑張ってきました。皆様の期待に応えるべくどんな時も走り続けてきました。しかし、思うような結果を残すことが出来ず、皆様の期待に応えられるような結果を残すことも出来ず、本当に悔しく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。それでも応援し続けてくれる皆様がいるから私は頑張り続けることが出来ました。2021/2022シーズンも本当にたくさんのご支援、ご声援をありがとうございました。
スケート部 辻 麻希
※どの写真も撮影時のみマスクを外しています。
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いつもたくさんの応援ありがとうございます。今後とも開西病院スケート部 辻 麻希をよろしくお願いいたします。