【スケート部だより】W杯最終戦報告【辻麻希】
日頃より開西病院スケート部に温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。当部所属 辻 麻希より報告書が届きましたので以下に掲載いたします。
W杯最終戦報告
3月7日(土)〜8日(日)にオランダのヘレンベーンでW杯最終戦が行われましたので報告させていただきます。
【3月7日】
500m一本目 37秒94 8位
【3月8日】
500m二本目 38秒07 9位
【W杯年間ポイントランキング】
500m 9位
1000m 29位
チームスプリント 5位
2月の世界距離別選手権が終了してから一度日本へ帰国し、10日ほど帯広でトレーニングをしたのち、最終戦のあるオランダへ行ってきました。新型コロナウイルスの影響でちゃんと試合は出来るのか?ちゃんと入国出来るのか?行ったらその後ちゃんと帰国出来るのか?色々な不安もありましたが、何事もなく入国出来、何事もなくトレーニングが出来、何事もないかのように満員の観客の中でのレースとなり、何事もなく帰国することが出来ました。
北米から帰国して、時差ボケが治りかけくらいでオランダへ飛んでしまったので、オランダでは内臓系が完全にやられていましたが、1月に痛めてしまった腰の影響もなくレースをすることが出来ました。しかし、3週間ぶりのレースということで、少しレース感が鈍ってしまっていたうえに、最後は体力不足のようなレースになってしまいましたが、初日のレースではオランダのリンクでの自己記録を出すことが出来、満員の観客の大盛り上がりの中で滑れて本当に楽しかったですし、本当に幸せでした。順位やタイムとしてはかなり不満足なレースになってしまいましたが、やりたい滑りが少しずつ身になってきている実感もあり、レースの内容的には満足とまではいけませんが、まあ良かったかなと思います。
これで10月から始まった2019/2020シーズン全てのレースが終了です。他の種目では新型コロナウイルスの影響で試合が多々中止や延期されている現状ですが、スピードスケートだけはギリギリで全ての大会を開催することが出来ました。決してシーズンを通して満足出来る結果を常に出し続けられたわけではないですが、昨シーズンとはまた違った経験や収穫のあったシーズンだったなと思います。シーズン初めに立てた『怪我なく、スケートを存分に楽しむ!』という目標は、年明けに故障してしまったので半分しか達成出来ませんでしたが、故障してしまったからこそ気づけた身体の動きや使い方もあったので、自分が成長するためには必要なことだったのかなと思っています。シーズンが終わるにつれ、もっとこうしてみようかな、とか、もっとこうしてみたいな、とか、いろいろな発想が出てきて、まだまだ時間が足りないとさえ思えてきました。っということで、来シーズンも色々なことに挑戦しながら、奥底に眠っている自分の能力を引き出していけるように頑張っていきたいと思います。
今シーズンもたくさんの励ましのお言葉、たくさんのご声援、たくさんのサポート、本当に本当にありがとうございました。
皆様、くれぐれも体調にはお気をつけください。
スケート部 辻 麻希
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いつもたくさんの応援ありがとうございます。今後とも開西病院スケート部 辻 麻希をよろしくお願いいたします。