【スケート部だより】W杯第5戦世界距離別選手権大会報告【辻麻希】
日頃より開西病院スケート部に温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。当部所属 辻 麻希より報告書が届きましたので以下に掲載いたします。
W杯第5戦世界距離別選手権大会報告
2⽉7⽇(⾦)〜8⽇(⼟)にカナダのカルガリーでW杯第5戦、2⽉13⽇(⽊)〜16⽇(⽇)にアメリカのソルトレークシティで世界距離別選⼿権⼤会が⾏われましたので結果を報告させていただきます。
【W 杯第 5 戦カルガリー⼤会】
2⽉7⽇(⾦) 1000m 1分15秒86 19位
2⽉8⽇(⼟) 500m 37秒50 7位
【世界距離別選⼿権⼤会】
2⽉14⽇(⾦) 500m 37秒69 15位
今回の2⼤会は⾼速リンクと呼ばれるカナダのカルガリーとアメリカのソルトレークシティで⾏われました。1⽉の宮崎合宿で痛めた腰の状態がなかなか良くならず、昨年末の全⽇本選⼿権以降、タイムトライアルも含め⼀度もレースをすることが出来ずに臨んだW杯第5戦。1ヶ⽉以上ぶりのレース初⽇の1000mでは、思うように⼒が氷に伝えることが出来ず、なんだかフワフワしているような感覚でただただ⾟いレースになってしまいました。しかし、滑り⾃体は悪くなかったと思いますし、⾝体にはとても良い刺激が⼊った気はします。⼆⽇⽬の500mは、初⽇よりは⼒を氷に伝えることが出来、少し修正をかけて滑ることが出来ました。しかし、タイムには思うように結びつかず⾃⼰記録の更新はお預け…それでも周りも選⼿も思うようにタイムを伸ばせず何とか7位という順位で収めることは出来ました。この結果により、年間ランキング10位で、上位12⼈で⾏われるW杯最終戦の出場が決まりました。
世界距離別選⼿権では転倒による氷の補修が多数あったり、機材のトラブルでスケジュール時間が⼤幅にずれ込んだりと、なかなか調整の難しいレースでした。⾃分の中ではすごく良い準備が出来ていたと思います。が、直前の組での転倒・氷の補修で少しずつ⾝体と気持ちの盛り上がりにズレが⽣じたのか、スタートから持ち味を発揮することが出来ず、後半も全く伸びず、15 位という結果に終わってしまいました。この1年、この⼤会での結果を求めてやってきていたので、悔しさしかありませんでしたが、時間が経つにつれ、まだまだ課題があるということは伸び代もたっぷりだと捉えられるようになり、また新たな課題に取り組み中です。今回の遠征はカナダからアメリカの移動で搭乗予定だった⾶⾏機に乗ってから降ろされ、しまいにキャンセルになってカナダにもう1泊するハプニングや、レース中のトラブル等、今までにはない経験を積ませてもらえたと思います。これを糧に、次同じようなハプニングやトラブルが起きてもしっかり⾃分の持ち味を出したレースが出来るよう、今回の反省を踏まえ、また新たな⽬標を⽴てて頑張っていきたいと思います。この⼤会後、10⽇程⽇本に帰国していました。が、この帰国時の⾶⾏機でも滑⾛路へ向かっていた⾶⾏機がトラブルで駐機場へ引き戻し、点検等を⾏うということで3時間も⾶⾏機の中で待機させられるというハプニングがありました。今回の遠征は本当にトラブル多めの遠征で、いつも以上に⼼と⾝体に疲労感が残ったような気がします。しかし、束の間の⽇本で、そして帯広で、⼼⾝共にリフレッシュしながらトレーニングが出来たので、最終戦は良い形でシーズンを終えられるようしっかり準備していきたいと思います。3⽉7⽇(⼟)〜8⽇(⽇)にオランダのヘレンベーンで⾏われる W杯最終戦がシーズンラストレースです。世界的に新型コロナウイルスやインフルエンザが流⾏っているので、しっかりケアをしながら頑張ります。皆様も体調にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。
スケート部 辻 麻希
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いつもたくさんの応援ありがとうございます。今後とも開西病院スケート部 辻 麻希をよろしくお願いいたします。