スケート部 活動報告
いつも開西病院スケート部に温かいご声援を戴き、誠にありがとうございます。
当部所属 辻 麻希 選手より、ナショナルチーム海外合宿の報告が届きましたので、以下に掲載いたします。
7月17日(日)から8月3日(水)までオランダのアーネムというところでナショナルチームのスプリントチームとオールラウンドチームの合同合宿が行われました。
夏のオランダは初めてで、とても日が長く、朝早くから夜10時くらいまで明るく、最初の一週間くらいはほとんど雨が降ることもなく、時差調整には最高の条件でした。しかし、気温は25度前後ととてもすごしやすいなと思っていたのですが、非常に湿度が高く、少し動いては汗が止まらない日々でした。
アーネムという地域は大きな建物がほとんどなく、広範囲にわたって畑が広がり、とうもろこしが大きく育っている横を自転車で通り過ぎ、晴れれば青空がとても綺麗で、どことなく帯広と似ている雰囲気、景色だったように思います。
宿泊はパペンダルというオランダのナショナルトレーニングセンターのような施設にあるホテルに宿泊していたため、ウエイトトレーニング場や陸上競技場等、トレーニング場所は全て徒歩圏内とトレーニングに集中するには最高の環境でした。リオ五輪前だったということもあり、オランダの陸上競技の選手や韓国の女子バレーボールチームが事前合宿を行っていました。
オランダの人は自転車に乗るのが好きで、あちらこちらにサイクリングロードが設置されていて、ロードバイクでサイクリングしている人、普通の自転車でサイクリングしている人と様々ですが、たくさんの人達が毎日自転車に乗っていました。私達も週5日は自転車に乗っていたように思います。車を気にすることなく安全に自転車トレーニングを出来るかと思いきや、自転車に乗っている人が多すぎて、その人達を避けて通らなくてはいけないので逆に危険だなと感じる場面も多々ありました。自転車屋さんにも行ってみたのですが、自転車の種類も部品の種類も豊富で、自転車人気の町ならではの品揃えだなと思いました。
今回のオランダ合宿は、その土地ならではの自転車トレーニングが多めの合宿でしたが、ウエイトトレーニングや、スプリント系のトレーニング、体幹トレーニング、スケートの技術的なトレーニングと、氷上前最後の陸上合宿にふさわしいとても内容の濃い充実したトレーニングをすることが出来ました。
帰国後、トレーニングをしながらではありますが約10日ほどのリフレッシュ期間を経て、8月15日(月)より、氷上トレーニングが開始されました。
もちろん道具の調整も大切にはなってきますが、陸上トレーニングでやってきたことをしっかり氷の上で出せるよう、10月の開幕戦に向けて日々精進していきたいと思います。
スケート部 辻 麻希