北海道帯広三条高等学校　２年次類型探求（Cプロジェクト）による病院訪問【2024年11月1日（金）】

　今年度第２回目を迎えました帯広三条高等学校２年次類型別探究（通称Cプロ）の看護・医療・地域支援分野の探究実践に対しての受け入れ（病院見学・各分野・各職種の説明・質疑応対）を実施しました。　昨年度から始まりました本取り組みは開西病院に隣接する帯広三条高等学校の授業の一環で、今年5月末に課題設定の為の講師派遣講話に引き続き、各分野項の情報収集・整理・分析の過程において、いわゆる現場のリアルに触れ、探究を深める事を目的に2年生52名に対して、５つの領域グループ（看護・診療技術・リハビリテーション・地域福祉・薬学）に分かれて開西病院の各部署・各職種担当者が院内見学や業務体験、患者体験、職種特性や資格取得に関して、職業の魅力等幅広く対応させて頂きました。

日常では見る事の出来ない病院のバックヤードや医療機器に関心も高く、血圧測定や装具・包帯脱着体験では『（測定）してもらった事はあるが、人に対して測定するのは初めて』と真剣に取り組む姿や、『医療業界の大変さとやりがい等現場の声を聴く事ができて学びを深める事ができた』『少子高齢化がもたらす危機的状況の中でも福祉や医療は人々の生活に必須なもの』と大変熱心な姿がありました。三条高校の卒業生が多く活躍する当院の職員も、今の興味関心を突き詰めて学びながら将来は医療・介護業界に進み、同じ地域で共に働く仲間になれたら…といった思い込めながら、未来を創る若い力に期待を寄せつつも、あらためて地域に目を向け伝える事の大切さに身の引き締まる時間となりました。